勝ち頭の和田毅が負傷降板で…あるぞソフトバンク先発緊急補強の“替え玉”おかわり
補強は続くもどこまでも──。
2日の広島戦で、42歳のベテラン左腕、和田毅が負傷降板。初回を三者凡退に抑えた直後の二回、先頭打者マクブルームのピッチャー返しが利き手を直撃。かろうじてボールを拾って一塁に送球はしたものの、無念の降板となった。
和田はチーム最多タイの4勝(1敗)を上げている。今後はケガの具合次第とはいえ、年齢を考えれば無理はさせられない。ただでさえ、中6日では投げられず、登板間隔を多めに空けているのだからなおさらだ。
これに顔面蒼白になっているのが球団フロントだろう。2020年を最後に優勝から遠ざかっており、一昨年、昨年はいずれもオリックスの後塵を拝した。かつて「世界一のチームを作る」と豪語していた孫正義オーナーは当然、怒り心頭である。
そのため、昨オフは7年50億円の前日本ハム・近藤健介(29)、3年15億円の前レンジャーズ・有原航平(30)、1年6億5000万円の前ロッテ・オスナ(28)、1年1億6000万円の前阪神・ガンケル(31)など、総額80億円の大補強を敢行。今年1月、藤本監督が「必ず優勝します」と報告すると、オーナーは「日本一は当然のこと。その上を目指しましょう」である。