巨人・岡本和真は31歳FAまで我慢できるのか…今季「三冠王」ならメジャー挑戦急加速
「本塁打を多く打つ技術がある。スラッガーとしての資質は村上と双璧。強みは村上より守備がうまいこと。さらに本職の三塁だけでなく、一塁、外野も一定のレベルで守れる。メジャーでは複数ポジションをこなせるのは武器になる。WBCの活躍で『オカモト』の名前はメジャー各球団の間で知られたと思う」
■主砲の今後
ファンが気になるのは、そんな主砲がいつまで巨人にいるか、だろう。WBCを制した際、米国の地で「野球ってこんなに面白いんだと思った」としみじみと語った。順調にいけば4年後、27年オフに海外FA権を取得する。さる球界関係者がこう明かす。
「はっきり明言はしていないけど、もともとメジャー志向があってWBCを米国で戦って、より気持ちが強くなったというところ。ただ、FAを取る頃には31歳になっている。そこまで待てるかどうか。昨年の三冠王・ヤクルト村上のメジャー挑戦は『25歳で迎える2年後の25年シーズン終了後』と報じられていて、このタイミングでのポスティング容認が既定路線。岡本和は3年後に国内FA権を取る見込みで、このタイミングでポスティングを直訴するとみられていたが、今季の完全復活によって、それが早まる可能性が出てきた。年齢的にも1年でも早く行った方がいいでしょうから」(同前)
来季終了後、24年オフが「Xデー」というのだが……。