大谷翔平の代理人バレロ氏が戦々恐々のナゼ…HRと打点でメジャー首位、価値は青天井なのに

公開日: 更新日:

義理人情で動かない

「だからボラス氏なのですよ」と前出の特派員がこう続ける。

「大谷はビジネスライクな人間です。今年1月には高校時代から献身的なサポートを受けてきたアシックスを切って、ニューバランスと50億円超といわれる長期にわたる用具契約を結んだ。プロがカネにシビアになるのは当然としても、契約延長交渉の土壇場でニューバランスに乗り換えられたアシックスに同情する声があるのは事実です。そこへいくとボラス氏もビジネスライクというか、選手の正当な評価を得るためなら手段を選ばないという声もありますけど、だからこそ選手にとっては心強い存在なのです。

 バレロ氏はWBCでもわざわざ大谷について来日したくらい。選手のケアも含めてメジャーでは有数の敏腕代理人だけれども、大谷はアシックスをバッサリやったように義理や人情で動くタイプではない。打つ方も投げる方もメジャーのトップクラスの数字を残している今回は、自分の価値を最大限に評価してもらう最初で最後のチャンスかもしれない。だとすれば代理人を乗り換える可能性も出てきます」

 もっとも今後、大谷が代理人を乗り換えたところで、「それによってパフォーマンスに影響が出るほど彼の神経はヤワじゃない」とは、くだんの特派員だが……。 

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動