まるで東京五輪の様相!「世界水泳福岡」経費3倍超に膨張、なぜか電通仕切りで市長もやる気マンマン
開催コストが雪だるま式に膨張した東京五輪を彷彿とさせる事態だ。
来月14日に福岡市で開幕する「世界水泳」の開催経費が225億円となり、市の負担が120億~130億円に上ることが分かった。6年前の開催決定時は経費100億円、市の負担は35億~40億円の予定だったから、市負担は3倍超に膨れ上がったことになる。21日の「しんぶん赤旗」が報じている。
見逃せないのは、大会のスポンサー集めなどを手がける「マーケティング専任代理店」に広告大手「電通」が選ばれていることだ。
大会では全137件の契約中、32件を電通グループが入札を経ない「随意契約」で受注している。さらに、運営を担う組織委員会には電通とグループ会社の幹部も名を連ねている。東京五輪の談合事件では、電通を中心に巨額の利益が広告代理店間で山分けされた実態があった。談合が経費膨張を招いた可能性も指摘されている。