巨人4位転落、再びBクラスの必然…野外球場での故障者続出で「内弁慶」はっきり
巨人にまたアクシデントである。
25日の広島戦の四回、中田翔(34)が2打席連続空振り三振に倒れると、その裏の守備には就かず、ベンチに下がった。代わってライトの秋広が一塁、スタメンから外れていた丸がライトに入った。交流戦を11勝7敗の好成績で終了し、3位に浮上していたが、広島に連敗で6月11日以来の4位転落。原監督は交代について「コンディション的な面で、まあそういうことでしょう」となんらかの故障であることを示唆した。中田翔は試合前も屋外で練習を行っていなかった。
23日の同カードで攻守の要である坂本勇人(34)が走塁中に右太もも裏を故障し、24日に登録抹消となった。精密検査の診断結果は週明けに判明するが、肉離れとみられ、前半戦の復帰は絶望的となった。それどころか、2カ月ほどの長期離脱となる可能性もありそうだという。
さる球界関係者がこう言う。
■巨人の失速はいつも故障とリンク
「巨人の失速はいつも故障とリンクしている。昨季も夏場に入って坂本が腰痛で離脱すると、7月は5勝12敗1分けと大きく負け越した。エースの菅野が右肘を痛めて離脱した5月も11勝14敗。代役の選手とのレベル差が大きいからです。せっかく3、4月の開幕ダッシュで9あった貯金を吐き出すきっかけになった。さらに、灼熱の夏場に空調が効いて快適な東京ドーム以外の成績が落ちることも、『内弁慶』『温室育ち』と言われるゆえんです」