エ軍内野手2人獲得は“ザルで水をすくう”打線強化…投手陣脆弱なまま、大谷さらなる負担増
ムスタカスは17年に38本塁打、エスコバーは19年に35本塁打をマークしている。ケガ人続出の内野に彼らを入れることによって打ち勝つ野球を目指したいのかもしれないが、野球は投手力と言われる。彼らの加入で得点力はいま以上にアップしたとしても、投手陣が脆弱なままでは点を取るそばから吐き出すことにならないか。前出の特派員がこう言う。
■守備はヘタ
「ムスタカスもエスコバーも守備はヘタ。投手陣にはこれまで以上に負担がかかるでしょう。それに、いまの投手陣のまま、打ち勝って上を目指そうと思ったら、すでに峠を越えたベテラン2人の加入じゃ足りない。野手陣はいま以上に点を取る必要がある。新たな投手陣を補強するにしても、ムスタカスとエスコバーの獲得にマイナーの3投手を放出しただけにタマ不足が心配です」
投手陣にはいま以上の負担がかかり、野手陣はこれまで以上の奮起が求められる。だとすれば、ただでさえ休みが少ないうえに、投打の二刀流をこなす大谷にかかる負荷はハンパじゃない。