巨人・菊地大稀は佐渡から飛び出した“ヤセの大食い” 大型右腕の肉体は驚きの食事量が作った
黒帯を取った柔道を通じて体幹を鍛えるとともに、柔軟性を身に付けることもできた。中学時代までは痩せ形だったが、野球に専念した佐渡高時代、走り込みや食トレの成果もあり、体が一回りも二回りも大きくなった。
■茶碗大盛り3杯、弁当2個、カレー5杯におにぎり7個…
当時、佐渡高で野球部の監督を務めていた宮木洋介さん(38=長岡高野球部長)は、「少し話を盛っているところはあるかもしれませんが……」と前置きして、こう続ける。
「菊地はとにかくよく食べました。朝、大盛りの白飯をお茶碗3杯、昼に弁当を2個、夜はカレー5杯……。その合間に補食として、おにぎりを7個くらい胃袋に詰め込んでいました」
2年秋に70キロだった体重は、一冬を越した3年春に83キロに。柔道で鍛えられた体幹と柔軟性に馬力が加わり、直球の最速は146キロをマークするまでに成長した。ダイナミックに上から腕を振り下ろす投球フォームは、背負い投げを彷彿とさせなくもない。