巨人・菊地大稀は佐渡から飛び出した“ヤセの大食い” 大型右腕の肉体は驚きの食事量が作った

公開日: 更新日:

 桐蔭横浜大に進学すると、2年春からベンチ入り。ウエートや投げ込みでさらに肉体を強化。最速150キロに達した。桐蔭横浜大の齊藤博久監督(57)が言う。

「菊地と初めて話した印象は、純朴だなと。佐渡島で育ったということもあるんでしょう。高校までは地理的に対戦相手が限られてしまう部分もあったと思うので、まずは自分自身の実力を実感してもらおうと。レベルが高い環境でも、コツコツと練習していました」

 持ち前の熱心さに加え、齊藤監督が紹介したトレーナーの施術によって、見違えるように体の使い方がレベルアップした。投球に安定感も増し、切れのあるストレートに磨きをかけたうえで、タテに割れるスライダーを身に付けた。

「エンジンが大きく、非常に強い球を投げられるのが武器」とは、前出の齊藤監督。高校時代はプロ志望届を出すも、指名漏れ。4年の時を経て、巨人・円谷英俊スカウトの目に留まった。

 佐渡への思いを口にすることが多い大型右腕。故郷の期待も背負っている。

【連載】いきなり飛び出した名もなき若手の身上調査

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動