バウアー激高上等! DeNA25年ぶりVへ“劇薬”を生かすも殺すも首脳陣とフロント次第

公開日: 更新日:

インディアンス時代の愚行

 とはいえ、今回はたまたまうまくいっただけ……と見る向きもある。直情型のバウアーはメジャー時代、所属先でたびたびハレーションを起こしてきたからだ。

 最たるはインディアンス時代19年7月28日のロイヤルズ戦だろう。フランコーナ監督が交代を告げるためにマウンドへ向かう中、持っていた球をセンターのバックスクリーンに向けて思い切り放り投げたのだ。これが侮辱的な行為とみなされ、フランコーナ監督は激怒。本人は試合後に謝罪をしたものの、かねてトレード要員になっていたこともあり、3日後にレッズへトレードされた。いわば毒にも薬にもなる劇薬なのである。

「今の内野守備のレベルなら、バウアーが再び激高する可能性は十分にある。本人がいくら勝ちたいと思っていても、時と場合によってはチームを引っかき回す結果になり、孤立を招くかもしれない。これを防げるかどうかは首脳陣とフロント次第。本人に対するケアはもちろん、同僚選手へのフォローも欠かせません」(同)

 25年ぶりの優勝は「劇薬助っ人」をうまく操縦できるかどうかにかかっている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    平野紫耀から杉咲花に「翠ジンソーダ」キャラクターわずか1年でバトンタッチのナゾ…平野ファン大混乱

  2. 2

    小芝風花は大河「べらぼう」とBS時代劇「金と銀2」“NHK掛け持ちW主演”で大丈夫なの?

  3. 3

    自公維の「高校無償化」に慶応女子高の保護者が動揺? なぜだ?

  4. 4

    中村芝翫「同棲愛人と破局宣言」で三田寛子の夫婦関係はどうなる? “梨園の妻”の揺れる心中

  5. 5

    佐々木朗希「通訳なし」で気になる英語力…《山本由伸より話せる説》浮上のまさか

  1. 6

    大阪万博の目玉 344億円の巨大木造リングはほぼフィンランド産…「日本の森林再生のため」の嘘っぱち

  2. 7

    吉沢亮のアサヒビールだけじゃない!業界別CM「絶対NG」のタレントたち…ケンカ、運転事故、不倫はご法度

  3. 8

    開成合格でも渋幕に入学する学生が…強力なライバル校出現で揺らぐ唯一無二の存在

  4. 9

    【福井県おおい町】名田庄の自然薯そばと「大飯温泉」

  5. 10

    確率2%の抽選で10万円で永住権を手にした在米邦人が語る 7億円「トランプ・ゴールドカード」の価値