日本勢過去最多22人が挑む! 全米女子OPは山下美夢有ら「75位以内」選手の実力が試される
「ゴルフは個人競技」とばかりは言えない。
現地6日開幕の全米女子オープンの舞台は、ゴルフファンにはお馴染みのペブルビーチGL。女子プロも憧れるコースに、今年は過去最多となる22人の日本勢が出場する。うち9人(山下美夢有、西郷真央、西村優菜、川崎春花、勝みなみ、上田桃子、吉田優利、岩井千怜、岩井明愛)は、5月1日付の世界ランク上位75位以内での有資格者だ(岩井明愛は7月3日付)。
この選手たちの成績が、今後の日本女子ツアーに大きな影響を与えるかもしれないというのだ。
最新の世界ランクを見ると、日本勢トップは17位の古江彩佳で2番手は19位の山下。山下は今季国内17戦で4勝しているが、海外試合はこれが初めて。昨季も日米共催のTOTO(5位)以外で海外で戦ったのは全英女子(13位)だけだ。
「世界ランクは世界12ツアーの各大会のレベルに応じてポイントが与えられているが、選手のレベルからすると日本ツアーの配分が高いという声がある。昨季女王の山下を筆頭に、今回世界ランク75位以内の資格で出場する選手たちが、仮に全員予選落ちでもしたらどうなるか。世界で活躍する選手が少ない男子は、昨年からポイント算出方法が変わって国内ツアーのポイント配分が激減した。女子もランキングの仕組みを見直すべきと、世界各国の女子ツアー団体の声が大きくなるかもしれません」(ツアー関係者)