DeNAバウアー「毎試合完投」と目標豪語も…日本の酷暑初体験で夏バテリタイアの可能性
バウアー(32)のDeNA入りが発表された当初、来年のメジャー復帰を見据えた「調整入団」ともっぱらだった。
が、腰かけどころかフル回転。日本球界では絶滅危惧種となった「中4日登板」を直訴し、「最後まで投げ切りたい」と毎試合の完投が目標だと言ってはばからない。実際、中4日で登板した3試合は、7回2失点だった17日の広島戦も含めて2勝1敗で2完投。先発投手のなんたるかを身をもって示す姿勢は、6勝3敗、防御率3.46で前半戦を終えたその成績以上に、チームに好影響を与えているのも確かだ。
「でも、投げたがりだからこその不安がありますよ。当然、日本の酷暑は初体験。しかも、DeNAは8月の26試合のうちドーム球場での試合はわずかに6と“屋外地獄”です。バウアーは灼熱のアリゾナで過ごしたメジャー1年目以外は、7年プレーしたクリーブランド、2年在籍したシンシナティもロサンゼルスも8月の平均最高気温は30度に満たない。『できるだけ多くの試合に投げたい』と前半戦のようなペースで登板すれば、間違いなく体に負担はかかる」(球団OB)
3月の入団で春のキャンプもやっていない。確かに、一気にバテがきてもおかしくない。