文星芸大付・高根沢監督を直撃、作新学院破り甲子園!「年収? 好きじゃなければできないくらいです」
「栃木県内のいい子はみんな作新学院に行くか、県外に行ってしまいますね」
──目をつけていた選手が作新学院に進学してしまうことも多い?
「大体そうですね(笑)。初めに目をつけた選手は大体、作新学院さんに進学されます。スカウトも思い通りにいくことはまずありません。声をかけてもまず来てくれないですからね」
──だからこそ選手育成に力を入れると。
「いい選手を呼んできて勝つなんてことは簡単な話ですが、私たちの場合はそこが集まらないので(笑)。良いところがある選手であればうちは取っていますし、だからこそ、限られた時間の中でどこまで選手を叩き上げていけるか。そこ(が大事)ですよね」
──黒崎選手はなぜ来てくれた?
「うちは毎年8月に中学生を対象に練習見学会というのをやるんですけど、黒崎もそれに参加して、こちらの方がいいと判断して来てくれました。他にも、たとえ作新学院さんが目をつけている選手でも、大きな相手に打ち勝つというか、そういう感じが良くて入ってきてくれる選手もいます」