無期限出場停止も国内FA権は取得見込み…西武・山川穂高を拾うかもしれない意外な「神」
「当然、戦力として欲しいのは確かですが、王球団会長が難色を示していると報じられた。こちらもセ4位とボロボロで、2年前には日本ハムで暴行事件を起こした中田翔を無償トレードで引き取った巨人の幹部も『うちはない』と否定的です」(同前)
■中日は長距離砲が喉から手が出るほど欲しい
そこで浮上するのが、チーム本塁打数が57本(12球団ワースト)という長打力不足にあえぐ中日である。
現在2年連続で最下位に沈んでいるが、「采配面など球団内の評判は良くないけど、立浪さんには何年も待たせたし、満を持して監督になってもらった経緯があるので、簡単には契約を切れない事情がある」とさる中日OBがこう続ける。
「3年目の来季も続投となりそうな立浪監督は『手薄な戦力』を周囲に嘆いている。細川や若い石川を主砲として育成中だけど、打線の核となる4番を張れる長距離砲は喉から手が出るほど欲しい。広過ぎるナゴヤドームが貧打の元凶だけに、ユニホーム組や複数の関係者が『せめてホームランテラスを設置して欲しい』と提案しているものの、球団は『カネがかかる』と却下。『事なかれ主義』の球団にそんな度胸があるかは別問題として、カネのかからない無償トレードなら、可能性はあるかもしれないよ」
まさにジリ貧状態の立浪監督が来季、自身の進退をかけるため、何らかの形で山川獲得を画策しても、全く不思議ではないということだ。