著者のコラム一覧
太刀川正樹ジャーナリスト

1946年、東京生まれ。国際ジャーナリスト。早稲田大学教育学部英文科在学中、韓国国立ソウル大学語学研究所へ留学、韓国語を学ぶ。講談社の日本語版「ペントハウス」ニューヨーク特派員などを経験。著書・訳書に「政権交代」「平壌十五号官邸の抜け穴」「オリンピック30年」など。

【are you real?】靱帯損傷した大谷翔平が試合出場する姿に「本物かい?」

公開日: 更新日:

 日本のテレビの街ブラ番組を見ていると、芸能人と遭遇した一般の人が「あっ、本物だ!(you are real!)」と、喜々として声を上げるシーンを目にすることがよくある。

 これと全く同じことがメジャーリーグの試合中のグラウンドで起きた。現地時間8月23日、エンゼルス-レッズ戦でのことだった。

 ダブルヘッダーの1試合目に先発登板した大谷の右肘靱帯損傷が判明。わずか26球で降板し、全米の野球ファンが衝撃を受けた。大谷はしかし、2試合目にDHとしてフル出場。3打席目に右翼線へ二塁打を放った。

 その大谷をセカンドベース上で迎えたのが、遊撃を守っていたドミニカ共和国出身の21歳、レッズのエリー・デラクルーズである。今年6月にメジャー初出場を果たしたばかりの若手。靱帯損傷が発表されたにもかかわらず大谷が平然と試合に出場し、悠然とベースに立っている姿が信じられなかったのだろう、こう声をかけたのだ。

「are you real?(本物かい?)」

 なんともうれしそうな表情のデラクルーズ。スーパースターの大谷を間近にするのは初めてだったようで、2人のやりとりは試合を中継したテレビの映像でも流された。ほほえましく思ったファンも多かったろう。

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