プロが気にする大阪桐蔭・前田悠伍の古傷と肩肘…U18W杯フル回転で史上初の世界一に貢献
馬淵野球が炸裂した。
10日の台湾との決勝戦。0-1の四回、スモールベースボールを掲げる馬淵史郎監督(67=明徳義塾)は無死一塁から犠打を指示して1死二塁とすると、続く丸田(慶応)は馬淵監督に直訴してセーフティーバントを決め、1死一、三塁と好機拡大。さらに高中(聖光学院)が投前にスクイズを決めると、台湾の野手が一塁悪送球し、一走の丸田も生還。怒涛の3連続バントでこの回2点を挙げ、逆転に成功した。
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投げては、先発の前田悠伍(大阪桐蔭)が7回1失点で完投勝利。今大会、3試合に先発するなどフル回転し、世界一に貢献した左腕は今秋ドラフト1位候補だが、プロのスカウトの中には体の状態を不安視する向きもある。パ球団のスカウトは、「投手としてのセンスは抜群。大学、社会人も含めて左腕ではトップクラスなのは間違いないですが……」と前置きした上で、こう続ける。