プロが気にする大阪桐蔭・前田悠伍の古傷と肩肘…U18W杯フル回転で史上初の世界一に貢献

公開日: 更新日:

「昨秋の大阪大会決勝で右脇腹痛を発症したものの、近畿大会、神宮大会と投げ続けた。その反動もあってか今年は春から不振が続いた。試合で投げないばかりか、直球の球速、球威が落ち、変化球でかわす投球も目立った。夏の府大会も自信なさげに投げていて、100%の力で投げられていなかった。脇腹をかばって左肩や左肘を痛めた可能性も想定せざるを得ませんでした」

 今大会は3試合にフル回転。速球の勢いもいいときの状態に戻ってきたとみるスカウトは少なくない。

「ただし、問題はこの後です。右脇腹の状態はどうなのか。反動は出ていないのか。全力で投げるたびに体に異変が起きるようなら評価を見直さないといけない。近いうちに大阪桐蔭に様子を見に行くつもりです」とは、前出のスカウトだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…