大谷翔平FAならエンゼルスのサポートなし…それでもリハビリには支障がないこれだけの根拠
損傷した右肘靱帯の手術も無事に終わったが、エンゼルス・大谷翔平(29)には問題がある。大谷は今オフ、FAになるため、十分なリハビリができる環境が整わない可能性があるからだ。
エンゼルスとの独占交渉期間が過ぎて合意しなければ、ワールドシリーズ終了(今季は最短で11月1日、第7戦までもつれれば11月5日)から5日後、他球団との交渉が解禁される。FA交渉が始まる11月上旬は術後、約40日前後となり、着用していた装具を外し、患部のストレッチや肘の可動域を確保するなど、リハビリが本格化し始める頃だ。
術後、6カ月で始めるスローイングプログラムに向けて重要な時期だが、大谷は球団のサポートを得られない。エンゼルスとの契約が切れて所属先が未定のままなら、古巣の球団施設を使用できないうえに、球団トレーナーのリハビリ指導も受けられないからだ。
来季、まず打者としての復帰を目指す大谷はFAになった途端、リハビリが滞るようなことはないか。ましてや大谷は史上最高規模の契約が見込まれており、交渉の長期化が予想されている。