先輩の金本にそうされたように、新井監督も『末包さん』とさんづけで呼び、イジりながら目をかけた。夏場からスタメンに定着させ、飛躍の足がかりをつくりました。CS開幕前もキーマンに末包の名前を挙げ、『彼は“(打撃を)つかんだ”と言っていたので、CSでも期待したい』と言っていた」(広島OB)
巨人戦15試合で打率.344、6本塁打、11打点の「巨人キラー」として指揮官の期待に応えた末包だが、シーズンの対DeNA戦は12試合で打率.133、1本塁打、1打点とからっきし。それでも14日のCS初戦のスタメンに抜擢した秘蔵っ子だけに、打球が左翼スタンドに飛び込んだ瞬間、ベンチで新井監督は絶叫していた。