広島・新井監督の秘蔵っ子「末包さん」代打ソロ弾で打の殊勲者に DeNA撃破でファイナルSへ
広島が阪神への挑戦権を手にした。
15日のCSファーストステージでDeNAに連勝。全員野球を掲げる新井貴浩監督(46)が、中でも相好を崩した殊勲者は2人いる。
試合後のセレモニーで、指揮官に突然、「私の挨拶の前に、選手を代表し、最優秀中継ぎ投手、島内より皆さまにひと言お礼を……」とマイクを渡された島内颯太郎(27)がその1人。八回から登板し、2番から始まるDeNA打線を1回無失点。前日に続く好救援で直後の勝ち越しを呼び込んだ。
もう1人は、六回に代打本塁打を放った末包昇大(27)。相手エース今永のチェンジアップをすくい上げ、貴重な追加点となるソロを左翼スタンドに叩き込んだ。
「先頭打者として代打起用した新井監督の期待に応えました。大阪ガスからドラフト6位で入団した昨年は、鈴木誠也(現カブス)に代わる右の大砲として期待されましたが、31試合の出場に終わった。80打席で20三振と粗さが目立ちましたが、就任したばかりの新井監督の目には光るものがあると映ったのでしょう。同じドラフト6位で入団し、三振ばかりだった自身と重ね合わせたのかもしれない。