日本ハム選手は「FA1号」加藤貴之の残留交渉に興味津々…新球場移転で営業利益タンマリ
一体、いくらを提示されたのか──。
国内FA権を取得した日本ハムの加藤貴之(31)の残留交渉に、ナインが興味津々だという。
すでに球団と残留交渉を行い、条件提示を受けたことを明かしている加藤は、これまで2ケタ勝利はなく、今季も7勝9敗、防御率2.87。それでも163イニングと1/3イニングを投げ、わずか16四球の制球力は他球団からの高く評価されている。仮にFA宣言ならば、複数球団による争奪戦は確実だ。
引き留めるためには、日本ハムもそれなりの額と条件を提示する必要がある。ナインが注視しているのもそこだ。
日本ハムは金銭にシビアな球団。「渋チン」といわれることもあったが、昨季までは莫大な出費があったのも事実。本拠地にしていた札幌ドームの年間使用料9億円に加え、球場利用に伴う関連費用が17億円超。26億円以上の出費がありながら、球場内の飲食店の売り上げなども入ってこなかった。
それがエスコンフィールドに移った今季からは違う。13日、球場及び周辺施設を運営する「ファイターズスポーツ&エンターテイメント」が事業報告を行い、開業6カ月間の営業利益は26億円に上る見込みと発表した。コロナ前の2019年と比べ、242%アップ。札幌ドーム時代と違い、球団の金庫にはカネがある。