平本世中は日本オープンVの好機逃す…もっと勇気を持って攻めて欲しかった
さて、毎年NHKで放送される日本オープンの解説は今年が最後です。2000年のラウンド解説に始まり、その後は予選は「外」、決勝は「中=放送席」を担当してきました。予選で各ホールを回ることで、フェアウエーの順目と逆目、ラフの長さや芝質、グリーン形状や硬さなどを把握でき、放送席に入ってもコース状況がよくわかります。
翌日のピン位置は前日に発表されます。今回も最終日の前日、全選手がホールアウトした後に各ホールのグリーンを歩いて回り、バーディーが取りやすい、または、パーセーブが難しいエリア、そこから逆算して第2打はどこから打てば、ベストかベターかなどを頭に入れました。現地の生情報にこれまでの経験を加味し、視聴者のみなさんにわかりやすい解説を心掛けてきましたが、「100点満点」と納得できたことは一度もありませんでした。
「何年経ってもゴルフはわからないし、学ぶべき点が多い」
最後の解説を終えた時のそれが実感です。