稲見萌寧が「180度方針転換」で米女子ツアー参戦のワケ…ならばいずれ尾関彩美悠も
ツアー関係者が言う。
「近い将来米ツアーで戦いたいと公言する神谷そら(19年)もそうです。来年の受験を公言している櫻井心那や岩井明愛、千怜(21)の双子の姉妹はNTではなかったが、10日に開幕した伊藤園レディス初日、3アンダーで首位に5打差の19位発進となった尾関彩美悠(20)は20年のメンバーです。尾関は21年の日本女子アマを制し、同年11月のプロテストにトップ合格。昨季はツアー初優勝を挙げたが、今季はクラブを替えたことなどが原因で不振に陥った。世界ランクも低い(173位)し、今は口にはしないが、将来の米ツアー行きは頭にあるはずです」
さらに関係者は続ける。
「NTで日の丸をつけて海外で戦った経験から、彼女たちは米国をメインにプレーすることに対する壁が低い。ましてや稲見は東京五輪銀メダリストです。国内で永久シード狙うという方針をコロッと変えたので驚きましたが、稲見は24歳で腰痛持ちです。いつまで現役でいられるかわからない。TOTOの優勝で予選会を受けずにツアー切符を手にしたし、ほぼ同世代の連中が次々に海外へ出ていくことで『私も最高峰の舞台で……』となったのではないか」
日の丸を背負ったトッププロの宿命なのか。