トライアウトで改めてわかった育成選手の厳しさ…ドラフト出身の“平均寿命”は2.8年

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 15日、鎌ヶ谷スタジアムで12球団合同トライアウトが行われ、59人の選手が参加した(写真)。

 その内訳は支配下登録選手が27人、NPBを退団し独立リーグなどでプレーする選手が9人、育成選手が23人である。昨年の育成選手の参加は9人だったから、それと比較すると今年は14人も増えるなど、3ケタの背番号が生き残りをかけてしのぎを削った。

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 今回の育成選手のうち、育成ドラフト出身者は15人。彼らのプロ通算年数の平均は2.8年。育成契約期間は最大で3年だが、それを待たずに首を切られる選手の方が多い計算になる。

 通算年数の最長はソフトバンク岡本直也(27)の5年、オリックス西浜勇星(20)はわずか1年で戦力外通告を受けた。

 改めて、育成選手の厳しさが露呈したトライアウトでもあった。

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