正力賞受賞の阪神・岡田監督コメント「生え抜き中心のチーム作りの結果」に耳の痛い球団
14日の選考委員会で正力松太郎賞の受賞が決まった阪神の岡田彰布監督(65)。チームを38年ぶりの日本一に導いた指揮官には賞金500万円とメダルが贈呈される。
「チームとしてどういう野球をすれば機能するのかを考えて、シーズン通して戦ってきました」
球団ホームページで発表した指揮官の受賞コメントはこう続く。
「現場だけではなく、編成部門やスカウトが毎年積み重ねて生え抜き中心のチーム作りをしてきた結果が、日本一という最高の結果に結びついたと思います」
実際、生え抜き中心のメンバーで1985年以来の頂点に立った。
この日はFA権行使の申請書類提出期限で、西武の山川穂高、広島の西川龍馬、オリックスの山崎福也ら今年は計7人が権利を行使。
すでにメディアでは、<西川 ソフトバンクとオリックスの一騎打ち><山川 ソフトバンク入り濃厚><山崎 複数球団が争奪戦>と情報が乱れ飛んでいる。沈黙する巨人も水面下でFA選手の調査を続けているとされるが、V逸の原因を戦力に求めて安易な補強で巻き返しを狙う球団は少なくない。
阪神は早々にFA補強を封印。自前の戦力の底上げで連覇を狙う。つぎはぎの補強頼みはいずれボロが出るんよ、と岡田監督、FA狂騒を笑っているに違いない。