巨人・秋広優人が“坂本先輩”に引導を渡す日…井端ジャパン初陣では3タコのホロ苦デビュー
亀井コーチ「3番を奪い取るくらいじゃないと」
一方、巨人の阿部慎之助新監督(44)は「秋広は競争」と来季のレギュラーを確約していない。亀井コーチが続ける。
「安心したり勘違いしないように、阿部さんが言わないだけだと思う。新人の門脇には『遊撃』と明言した? 門脇には言っていいんです。うまいし、レギュラーでしょ。秋広にも当然、期待していますよ。レギュラーとしてあいつが活躍してくれないと、巨人は優勝できない。打線ではそれくらいの重要人物だと思っています」
今季は巨人で一軍の打撃担当を務めた亀井コーチは「秋広は来季も3番? いや、今の実力ではまだまだ。勇人(坂本=34)の3番はあるでしょう。秋広が勇人の打撃に勝てますか? という話。秋広が勇人を追い抜いて3番を奪い取るくらいじゃないと、チームは強くならない」。
その坂本は今季、116試合でリーグ7位の打率.288、22本塁打、60打点。長年守った遊撃から9月に三塁に転向すると、その試合から8試合で打率3割超え、4本塁打と打ちまくった。坂本は来季、その三塁に固定されることが決まっている。
そんな“坂本先輩”を抜くために、秋広は侍ジャパンで何を学べばいいのか。
「例えば今年からバットを寝かして覚醒した万波(日本ハム)のスイングの軌道とか。牧(DeNA)とかいいバッターがいっぱいいる。誰でもいいから、いいものを盗んで巨人に帰って欲しい。それにしても、巨人で練習している時より、代表の方がノビノビやっている。その辺のメンタルは褒めてあげたい。どんどん吸収して侍ジャパンも巨人も勝たせて欲しいですから」
この日の台湾戦は二ゴロ、一ゴロ、遊飛。九回には代打を送られ、個人的にはホロ苦侍デビューとなった。