阪神・岡田監督が温める西純矢の「リリーフ転向」 2005年は藤川球児抜擢で大成功
「岡田監督はリリーフに関しては基本的に直球の球速が速い投手を好む傾向がある。西は最速155キロの直球が武器。切れ味鋭いスライダーもある。制球に課題はあるにせよ、1イニング限定なら思う存分、直球を投げ込めるし、西の球威とキレがあれば、十分に抑えも務まると踏んでいるのです。岡田監督は前任時代の2005年に、先発としてくすぶっていた藤川球児をリリーフに抜擢して大成功していますからね」(球団OB)
当の西は、先発としてのこだわりがある。契約更改後の記者会見では、先発として1年間ローテ-ションを回り、規定投球回の到達と2ケタ勝利を目標に掲げた。しかし、いくら「先発、先発」と言ったところで、来季はプロ5年目。そろそろ先発として一本立ちしないことには、岡田監督のリリーフ転向プランが再燃する可能性は十分にある。