日大上層部で泥沼訴訟バトル…大学新聞は「学生ファーストではなく自分ファースト」と痛烈批判
学生や本学ブランドのことよりも自己保身の意図が目につく
「日本大学新聞ONLINE」が公表しているコラム「清流 10月号」はこう書いている。一部を抜粋して引用する。
《本学執行部の皆さん、私は裏切られた気持ちでいっぱいです。昨年7月に新体制がスタートした時、旧体制で指摘されたガバナンス不全を改革し、まん延していた負のイメージを払拭してくれると信じていました。》
《しかし、2人目の逮捕者を出したアメフット部違法薬物事件に関する一連の対応はあまりにもひどい。8月の記者会見で発表した事実関係の齟齬(そご)、トップ層の生々しい音声流出や内部会議の相次ぐ資料漏洩(ろうえい)…。最高学府とは思えない、あまりの情けなさに私たち学生は怒りを通り越して呆れています。》
《最も気になるのは、学生への配慮が全く見えないこと。各種メディアで報じられる一部本学トップ層の言動を見ていると、学生や本学ブランドのことよりも自己保身の意図が目につきます。「学生ファースト」ではなく、まるで「自分ファースト」です。》
《ネガティブな話題ではなく学生の努力に光が当たる、そんな日大であってほしいです。》
《反省すべきは反省し、今度こそ誇りを持てる「新生日大」を実現させてください。約7万人の学生はしっかりと見ています。》
林理事長や澤田副学長はまず、学生らの真剣な思いに耳を傾けるべきではないか。