広島1位・常広羽也斗の「未来設計図」は建築士の父が描いた…小4で自宅庭にブルペン
常広羽也斗(広島1位・投手・青学大・22歳)
大分市で生まれ育った常広の父・竜也さん(49)は地元で1級建築士として働いている。
「正直、365日仕事です(笑)。曜日感覚も時間の感覚もあまりありません。例えば、iPadに絵を描いて、それが(建築の)仕事になることもあります。プランをつくったり、外観を考えたりして、それを入力してパソコンの中でつくりあげる。ふと何か降りてくる瞬間もありますし、いつも何か考えていたりします。でも、昔から絵を描くことや、ものづくりが好きだったので、建築士は好きな仕事です」
もともとは総合設計事務所に勤務していたが、1級建築士試験に合格したのを機に、独立した。
「独立した当時、羽也斗はまだ1歳か2歳。不安だらけでしたよね(笑)。それまでは大きな建物をつくっていたのですが、自分の目の届く範囲でやりたいという思いがありました。なので、今は住宅の設計の仕事が8割ですが、お客さんの顔を見られるのがいいですよね。建築士としてうれしい瞬間は、やっぱり出来上がった時と、お客さんが喜んでくれた時。そして、数年後に見に行った時にちゃんと使ってくれているのを見た時ですね」