城西が箱根駅伝で過去最高の総合3位 大躍進の秘密は「箱根のその先」にあり

公開日: 更新日:

 2年連続18回目の箱根駅伝出場となった城西大が躍進した。

 前日2日の5区で「山の妖精」の異名をとる山本唯翔(4年)が自身の区間記録を50秒も縮める激走。往路を過去最高の3位で折り返すと、3日の復路も勢いは衰えず、総合3位でゴールした。これまでの最高成績は2010年、12年の総合6位。一昨年は予選会で敗れ、本戦出場すらかなわなかったが、今季は出雲で3位、全日本で5位と躍進が続いていた。

「総合タイムはトップの青学大に11分1秒差をつけられたものの、01年創部の新興大学が箱根の優勝を口にできるまでに力をつけてきたのは確かです。もちろん、城西大初の留学生ランナーで今回も3区で3位に入ったケニア人のキムタイの存在も大きい。でも、それ以上に櫛部静二監督(52)の指導力でしょう。創部からコーチ、監督として指導する櫛部監督は早大OBでエスビー食品でも活躍し、大学駅伝界きっての理論派として知られています。10年以上前からいち早く低酸素トレーニングを取り入れ、蓄積されたそのデータを研究し、強化につなげています」(陸上関係者)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    自信なくされたら困るから? 巨人・田中将大がカブス戦登板「緊急回避」の裏側

  2. 2

    ニデック永守重信会長の堪忍袋の緒が切れる? 「売上高4兆円」達成に不可欠な牧野フライスの買収が難航中

  3. 3

    巨人・田中将大の早期二軍落ちに現実味…DeNA二軍の「マー君攻略法」にさえなす術なし

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    茨城県知事の異常な県政を朝日も毎日も報じない不思議…職員13人が自殺?重大事件じゃないか!

  1. 6

    立憲民主党の凋落は自民党以上に深刻…参院選改選組が国民民主党に露骨なスリ寄り

  2. 7

    小芝風花&松坂桃李は勝ち組、清野菜名は貧乏クジ…今期ドラマ「トップコート」所属俳優の泣き笑い

  3. 8

    阿部寛「滑舌問題」はクリアできそうだが…新日曜劇場『キャスター』で国民的俳優が試される“唯一の心配事”

  4. 9

    浜田雅功の休養の裏で着々と進む松本人志との"今夏ダウンダウン完全復帰計画"…プラットフォームに本腰

  5. 10

    誰トク?広がる地方私大の公立化…見送られた千葉科学大は「加計学園」が運営撤退も大学存続