1強の駒大に真っ向勝負挑み箱根駅伝で勝利 青学大・原晋監督「区間配置」の妙
絶対視されていた3冠を逃した駒大の藤田敦史監督(47)は「箱根はやはり難しい。3区の佐藤が競り負けたことでみんなビックリしてしまった。あそこからチームとして想定が狂ってきた」と振り返ったが、今年の駒大は史上最強といわれたものの、一方で「昨年3月に退任した大八木さん(現総監督)の“遺産”でしょ。3冠と言っても藤田新監督の指導力と言えるのかどうか」(大学の元指導者)という皮肉交じりの声もあった。
過去、出雲、全日本、箱根の学生駅伝3冠を達成した監督は5人いる。
1990年度 大東大 青葉昌幸
2000年度 順大 澤木啓祐
2010年度 早大 渡辺康幸
2016年度 青学大 原晋
2022年度 駒大 大八木弘明
最短達成者は就任7年目の早大渡辺監督(当時)。青葉、澤木両監督も就任から20年以上経ており、原、大八木監督でも10年以上もかかっている。
ルーキー監督がいきなり3冠達成とは、虫が良すぎる話ではないか。