ソフトバンク小久保監督が“嫌われ役上等”宣言！「ルールを破った選手は主力も必ず叱る」

小久保監督は、王貞治球団会長（右）の教えを引き継ぐ（Ｃ）共同通信社

　──帽子にこだわる理由は？

「野球選手が試合中に身に着けているもので、唯一同じものが帽子なんです。ユニホームは同じデザインでも、背番号が違う。メジャーリーグでも、試合後の選手のインタビューを見ていると、ほぼ必ず帽子をかぶっています。以前、野茂英雄さん（55）に『メジャーでは、全員が同じものをかぶる帽子こそがチームだと教育される』と教わったことがあります。米国の真似ではありませんが、良いものは取り入れ、継続させていこうと思っています」

　──小久保監督が現役時代から、その伝統が続いていると。

「若手は先輩の背中というものを、メチャクチャ見るんですよ。良い先輩が多い方が、チームの底上げになる。柳田や今宮、中村、FA移籍ですが近藤あたりのベテランは、それをしっかりと次の世代につなげていかないといけません」

　──二軍監督就任当初は若手から相当煙たがられたそうですが、時間を経るうちに心酔する選手が増えたと聞きました。