ドジャース捕手陣が由伸と大谷を強力後押し スミスは「打てる捕手」、バーンズは「頭脳派」
■ベンチで助言
一方、2番手のオースティン・バーンズ(34)は捕手としての守備力、打撃面はスミスに及ばないものの、縁の下の力持ちとして投手陣から絶大な信頼を寄せられている。昨季まで在籍したサイ・ヤング賞3度(11、13、14年)の左腕クレイトン・カーショーの信頼は厚く、専属捕手を務めてきた。
「頭脳派として知られ、各投手の調子を把握したり、試合の流れを読むのがうまい。ベンチでは常にロバーツ監督の近くに座り、戦況を見つめながら投手、野手に限らず若手にアドバイスを惜しまない。ルーキーの山本はベテラン捕手からメジャーの流儀や配球などを叩き込まれるのではないか。投球プランの組み立てにも長けているだけに、大谷が投手に復帰した際は、試合前のバッテリーミーティングなどで、球種の選択や配球など最適な助言が得られるでしょう」(前出の友成氏)
大谷は昨季までのエンゼルス時代、オホッピー、ウォラック、タイスら二線級の捕手が相棒だったため、自ら主導権を握り、結果を残してきた。マウンド上では孤軍奮闘を強いられることもあったが、新天地では捕手2人の強力なサポートが得られそうだ。