巨人・阿部新監督「丸佳浩に引導」の大仕事 左翼転向→“秋広と競争”が意味するモノとは…

公開日: 更新日:

「僕はレギュラーでもないので、あんまりそこ(数字の目標)は言わないですけど……」

 巨人丸佳浩(34)が昨10日、ジャイアンツ球場で自主トレを公開。マシン打撃などで汗を流し、「昨年はチームとしても個人としても非常に不甲斐ないシーズンだった。まずはスタートで出続けられるようにアピールしていきたい」と話した。数字の目標は封印、「あえて言うなら全試合出場というのが今年の目標」と決意表明した。

 守備の負担を考慮され、中堅から右翼にコンバートされた昨季は、121試合の出場で打率.244、18本塁打、47打点。広島から巨人へFA移籍5年目にして、打撃3部門で自己ワーストの成績に終わった。年俸も4億5000万円から減額制限に迫る1億7000万円ダウンで2億8000万円に大幅減。さらに1年目の阿部慎之助監督(44)は「丸のセンターは考えていない。レフトは丸、秋広、ウレーニャ(育成)らで競ってもらう」と外野のレギュラー白紙を強調している。ただ、あるコーチは「秋広はほぼレギュラー。調子に乗らないように監督が明言しないだけ」と言う。その秋広は3年目の昨季、121試合で打率.273、10本塁打、41打点とブレーク。そうなると、左翼で争う丸は厳しい競争を強いられることになる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  2. 2

    阪神・西勇輝いよいよ崖っぷち…ベテランの矜持すら見せられず大炎上に藤川監督は強権発動

  3. 3

    歌手・中孝介が銭湯で「やった」こと…不同意性行容疑で現行犯逮捕

  4. 4

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  5. 5

    阪神・藤川監督が酔っぱらって口を衝いた打倒巨人「怪気炎」→掲載自粛要請で幻に

  1. 6

    巨人・小林誠司に“再婚相手”見つかった? 阿部監督が思い描く「田中将大復活」への青写真

  2. 7

    早実初等部が慶応幼稚舎に太刀打ちできない「伝統」以外の決定的な差

  3. 8

    「夢の超特急」計画の裏で住民困惑…愛知県春日井市で田んぼ・池・井戸が突然枯れた!

  4. 9

    フジテレビを救うのは経歴ピカピカの社外取締役ではなく“営業の猛者”と呼ばれる女性プロパーか?

  5. 10

    阪神からの戦力外通告「全内幕」…四方八方から《辞めた方が身のためや》と現役続行を反対された