明大・宗山塁は今秋ドラフトの超目玉!「走攻守」“忖度なし”のガチ評価スカウトに聞いた
打撃はどうか。1年春から東京六大学リーグで積み上げた安打は現役最多の94本。2年春に自己最多となる24安打を放ったことがあり、春秋の残り2シーズンで明大の先輩・高山(元阪神)が持つ131安打のリーグ記録も射程圏に捉える。別の在京球団のスカウトが続ける。
「スイングが柔らかくてバットコントロールがいい。プロでは3割、10本から20本塁打を狙う中距離打者だろう。ただ、175センチ、79キロという体格にしては長打力もあって、ツボにはまればスタンドに放り込む力もある。1年春から大きな故障をすることなく、試合に出続けられる体の強さも武器。元阪神の鳥谷タイプで、同じ大学生の段階では宗山の方が上。顔もいいから人気が出そうなのもプラスアルファ。課題? あまり足が速くないので、盗塁はそれほど期待できない、というくらい。そんな『走』を補ってあまりあるくらい『攻』『守』が突出している。評価はもちろん『特A』だよ」
●記事後編「ドラフト超目玉の明大・宗山塁 あるぞ野茂超え争奪戦!“縁故”の巨人もアツアツ熱視線」では、宗山と巨人の並々ならぬ縁、今秋ドラフトの展望などについて詳しく報じている。