レイズ上沢直之「契約金370万円」からの下剋上…あるぞ開幕メジャー! 米スカウトが指摘
「ウチは先発の枠が埋まっていたのでオファーはしませんでしたけど、オファーするとすればレイズ同様、メジャー昇格した場合の条件を盛り込んだスプリット契約でしたね」
こう言うのはア・リーグのスカウト。レイズとマイナー契約を結び、19日に会見を行った上沢直之(29)に関してだ。
契約金は約370万円で、年俸はメジャー昇格で約3億7000万円、マイナーなら約3300万円。登板イニング数に応じて出来高が付き、最大で約1億3000万円が加算される契約だ。
「上沢はストレートの平均球速がメジャーを下回る140キロ台中盤。なおかつ球質が軽いだけに評価が難しいが、長いイニングを投げられるスタミナと制球の良さは武器になる。メジャー公認球が合うようなら、スライダーのキレや曲がり幅が増して開幕メジャーの可能性もあります」(前出のスカウト)
レイズは昨季11勝のエース左腕、マクラナハン(26)が、トミー・ジョン手術を受けて今季絶望。10勝のグラスノー(30)はトレードでドジャースに移籍した。先発の層は確実に薄くなっただけに、上沢がローテに入る余地は十分ある。
「勝負をしていかないといけない立場。ファイターズで学んだことをこれから生かして、アメリカで戦っていきたいと思っています」とは本人だ。