大谷翔平「過度の年俸後払い」を批判せず…道義や倫理を問わない米国人の不思議な気質

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 大谷翔平(29)はプロスポーツ史上最高額となる10年総額7億ドル(約1015億円)でドジャースと契約。莫大な契約金の97%を後払いにしたことで、大きな注目を集めた。

 これは、ぜいたく税の趣旨をないがしろにする行為ではないか。ぜいたく税はそもそも、球団間の戦力均衡を目的に導入された。チームの総年俸が規定額を超えた球団は、ぜいたく税を支払わなければならない。金満球団ばかりが勝つようになったら、ファンの興味は薄れ、結果としてメジャー全体にとってマイナスになるというのがこのルールの趣旨だ。

 にもかかわらず、米メディアの中に「他球団がマネをするかもしれない」という指摘はあっても、道義的責任、倫理的な問題を追及する声はほとんどないという。

 米国に倫理観はないのか。米紙コラムニストで、弊紙で「メジャーリーグ データ野球の内幕」などを執筆しているビリー・デービス氏が言う。

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