「二刀流」大谷翔平と「記録」にこだわったイチロー…天才2人の決定的な差異

公開日: 更新日:

 2人が決定的に異なるのは、勝てる球団に移籍したタイミングだ。

 イチローがヤンキースに移籍した12年当時は38歳。前年の11年には10年続いたシーズン200安打もストップし、すでに選手としての盛りは過ぎていた。そこへいくと大谷はまだ29歳。右肘の靱帯を修復する手術を2度経験しているとはいえ、打者としては円熟期を迎えるころだ。ドジャースは11年連続プレーオフに進出中で、このオフは20年以来4年ぶり8度目のワールドシリーズ制覇を目指して選手を取りまくっている。

 イチローは勝てなくてもマリナーズに固執、選手としての旬をひたすら記録をつくることに費やしたが、大谷はさっさとエンゼルスに見切りをつけた。イチローとは違った現役生活を目指していることになる。

 ◇  ◇  ◇

関連記事【前編を読む】…では、殿堂入り必至の大谷とイチローの軌跡で、酷似している点を詳細に報じている。野球ファンは必読だ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    べた褒めしたベッツが知らない、佐々木朗希"裏の顔”…自己中ぶりにロッテの先輩右腕がブチ切れの過去!

  2. 2

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  3. 3

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  4. 4

    巨人・田中将大“魔改造”は道険しく…他球団スコアラー「明らかに出力不足」「ローテ入りのイメージなし」

  5. 5

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  1. 6

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  2. 7

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…

  3. 8

    佐々木朗希を徹底解剖する!掛け値なしの評価は? あまり知られていない私生活は?

  4. 9

    大阪・関西万博の前売り券が売れないのも当然か?「個人情報規約」の放置が異常すぎる

  5. 10

    僕に激昂した闘将・星野監督はトレーナー室のドアを蹴破らんばかりの勢いで入ってきて…