ドジャースの手段選ばぬ“ダボハゼ補強”は不安の裏返し 埋められない「昨季24勝」の大きな穴

公開日: 更新日:

「このオフ、ドジャースが補強に目の色を変えているのは不安の裏返しですよ」と米紙コラムニストのビリー・デービス氏がこう続ける。

「ドジャースの編成を仕切っているフリードマン編成本部長は、ウォール街出身でカネにシビアな人物です。かつて資金力のないレイズを強豪に仕立てたように、無駄なカネは1セントたりとも使いません。その代わり補強が必要と判断したときは、それこそドカンと大金を投じる。そうやってドジャースをコンスタントに勝たせてきた。このオフ、フリードマンが補強に湯水のごとくカネをつぎ込んでいるのは、大谷の年俸後払いによって資金に余裕ができたからではありません。それだけ先発陣に不安があるということ。チームが勝つために大型補強が不可欠と考えているからですよ」

 (【後編】につづく)

 ◇  ◇  ◇

●関連記事【後編を読む】…では、ドジャースが飽和状態になるまで野手を補強した「真意」、不安な先発陣によって今季は野手一本でプレーする大谷にのしかかる「重圧」について詳しく報じている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇