大谷翔平は故障明けでも責任重大…ドジャースから「誰よりも打って当然」の超絶プレッシャー
ドジャースはカネを湯水の如く注ぎ込み、チームの補強に躍起になっている。
特に「先発陣の駒集めに腐心しているのは、大谷翔平(29)の『後払い』で資金に余裕ができたからではなく、不安の裏返し。フリードマン編成本部長は勝つために大型補強が不可欠と考えているからです」とは、米誌コラムニストのビリー・デービス氏。(以下、後編)
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不安だらけの先発陣とは対照的に、野手陣は「飽和状態」といっても過言ではない。昨季44本塁打の大谷に加えて、26本塁打のヘルナンデス(31)が加入。中でもヘルナンデスを加えた外野手の層は厚くなり、内外野をこなすユーティリティープレーヤーで昨季15本塁打、4年総額89億円のテイラー(33)が控えに押し出されるほどだ。
前出のデービス氏がこう言う。
「昨季、ドジャースのチーム本塁打249と総得点906は、いずれもブレーブスに次ぐ30球団中2位。ベッツ、フリーマン、マンシーが並ぶ打線はただでさえ強力なのに、そこに大谷とヘルナンデスまで加えたのは、それだけ先発陣の不安が深刻だから。今季のドジャースは強力な打線で、先発陣をカバーするつもりなのです」