巨人阿部監督をブルペン5球で“退散”させたドラ1新人西舘勇陽に他球団007も要警戒マーク
その最速155キロ右腕は、新人合同自主トレを通じて初めて捕手を座らせ、ストレートを中心にカットボール、カーブ、スライダー、フォークを計26球。捕手は岸田、大城卓、山瀬の3人が交代で務めた。岸田が「クイックは(打者が)タイミングを取りにくそう」と言えば、山瀬も「左打者に食い込むカット(ボール)がめちゃくちゃいい」と太鼓判を押した。
セ・リーグのライバル球団も警戒を強めた。初日は阪神、広島、中日のスコアラーが視察。そのうちのひとりは、「あのクイックはタイミングを合わせるのが難しそう。カットボールがいいと聞いていたが、カーブもいい。パワー系というか、右打者が(自分に)向かってくると感じる軌道で厄介」と要注意マークをつけていた。
さるチーム関係者によれば、「西舘は人見知りだから、これから環境や周囲に慣れてくれば、もっと実力を発揮し始めるはず」と言うから、まだまだ“伸びしろ”はあるということ。
初日のキャンプ採点を「選手は120点」と満足そうだった新指揮官とともに好発進となったようだ。