大谷翔平に忍び寄る「老化」との戦い…過去には「限界自覚」「投手断念」匂わせ発言も
■「いつまでプレーできるか分からない」
「野球選手としていつまでプレーできるかというのは正直、誰も分からないですし、勝つことが僕にとって今一番大事なことかなと思います」
本人にはすでに終着点が見えている、というより、「終わり」を覚悟しているからこそ出てきたようなコメントだ。
大谷はこのオフ、一時的に帰国したとはいえトンボ返りだった。例年なら帰国して「虎の穴」でトレーニング、日本で会いたい人もいれば、オフだからこそやれることもあるに違いない。しかし、今回は12月中旬の入団会見以降、ほとんど休まずドジャースタジアムで体を動かしている。常勝球団とプロスポーツ史上最大の契約を交わし、自身にかかるプレッシャーはこれまでと比較にならないくらい大きいのは事実だ。
が、目の色を変えている理由はそれだけではないのではないか。手術明けにもかかわらず、スタジアムツアーに訪れた米国のファンから「ドジャースタジアムのスイートルームに住んでいるんじゃないか」という声が上がるほど頻繁にトレーニングを積んでいるのは、自身の「老い」とも戦っているのかもしれない。