大谷翔平に忍び寄る「老化」との戦い…過去には「限界自覚」「投手断念」匂わせ発言も

公開日: 更新日:

■「いつまでプレーできるか分からない」

野球選手としていつまでプレーできるかというのは正直、誰も分からないですし、勝つことが僕にとって今一番大事なことかなと思います」

 本人にはすでに終着点が見えている、というより、「終わり」を覚悟しているからこそ出てきたようなコメントだ。

 大谷はこのオフ、一時的に帰国したとはいえトンボ返りだった。例年なら帰国して「虎の穴」でトレーニング、日本で会いたい人もいれば、オフだからこそやれることもあるに違いない。しかし、今回は12月中旬の入団会見以降、ほとんど休まずドジャースタジアムで体を動かしている。常勝球団とプロスポーツ史上最大の契約を交わし、自身にかかるプレッシャーはこれまでと比較にならないくらい大きいのは事実だ。

 が、目の色を変えている理由はそれだけではないのではないか。手術明けにもかかわらず、スタジアムツアーに訪れた米国のファンから「ドジャースタジアムのスイートルームに住んでいるんじゃないか」という声が上がるほど頻繁にトレーニングを積んでいるのは、自身の「老い」とも戦っているのかもしれない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…