ドジャース由伸が実戦打撃練習でMVP2人圧倒も…課題はより厳しくなった「ピッチクロック」
ドジャース・山本由伸(25)が順調な仕上がりを見せている。
日本時間18日、ライブBPといわれる実戦形式の打撃練習に初登板。ベッツ、フリーマンのMVP経験者ら計6人と対峙。ベッツから空振りを奪うなど安打性の当たりは1本に抑えた。
ロバーツ監督が練習前の会見で「先発の軸になると思う」と高い期待を寄せると、対戦したフリーマンは「全てが良かった。同じユニホームを着ていてよかったよ」などと褒めちぎった。
山本は実戦形式を意識してサイン伝達装置「ピッチコム」を試したが、登板が見込まれるパドレスとの開幕戦に向け「ピッチクロック」(投球間隔制限=今季から無走者時は15秒、走者がいる場合のみ20秒から18秒に短縮)への対応が課題となる。
昨季導入されたピッチクロックは同僚の大谷も苦戦した。4月6日のマリナーズ戦では投打とも時間をオーバーし、史上初めてマウンドと打席で違反を取られた。
昨年末の「NHKスペシャル」に出演した大谷は「ピッチクロックがあるので、そこは慣れないなというか、出続ける上で疲労がたまりやすくなると感じていた。そこは改善する余地があったかな」と明かした。短い投球間隔で投げ続けなければならないため、肩、肘への負担は計り知れない。大谷が渡米後、2度目の右肘靱帯修復手術を強いられたように、昨季は投手に故障者が続出した。