阪神・青柳晃洋は移籍か、残留か…今オフFA権行使を左右する「マウンドからの景色」
「通算防御率が2.50以下と、最も相性がいいのがバンテリンドーム。中日の首脳陣によれば、ナゴヤでの青柳は、甲子園で投げる時よりボールに角度があり、ツーシームやシンカーのキレが増すそうです。理由として考えられるのは、マウンドの傾斜です。甲子園もナゴヤも高さ自体はさほど変わりませんが、ナゴヤの方が傾斜が急です。同様に得意としている京セラも、ナゴヤに近いイメージ。マウンドから見える景色は投手ごとに違いますが、たとえば左腕の大竹はナゴヤのマウンドについて『甲子園とは全然違う。凄く高くて、傾斜があって固い』と言っている。青柳は傾斜が急な方が投げやすいのかもしれません」
阪神では、甲子園のバックネットのフェンスの低さを気にする投手もいるという。
「青柳がどう感じているかはともかく、甲子園は他球場よりフェンスが低く、マウンドからほぼ同じ目線で観客が見えるほど。フェンスが高いほうが捕手までの距離を近く感じる投手も少なくありません」(同)
この日の青柳は甲子園で4回途中5失点(自責2)。阪神は中日、オリックスの横槍を警戒した方がいいかもしれない。