巨人ドラ1西舘勇陽が開幕1カ月で直面…「プロの壁」の壊し方を元広島投手コーチが伝授
西舘は力のある直球とカットボール、スライダーのコンビネーションで打ち取っていくタイプ。川端氏が続ける。
「西舘は球威はあるものの、フォークに自信がない点など、どこか新人時代の黒田に似ています。今のところ、左打者に対して逃げていく球種がない。左投手の話になりますが、先ほど言ったように高橋建はシンカーを覚えて飛躍しました。黒田のようにフォームを見直して相手を崩すか、もしくは高橋のように新球を覚えるか。どちらかでしょう。いずれにしろ、自分で考えて乗り越えるしかありません」
新人は変化を恐れてはいけないのだ。
◇ ◇ ◇
日刊ゲンダイで毎年恒例の人気企画「ドラフト家庭の事情」(2023年版)では、巨人から西舘をピックアップ。母・久美子さんは学生時代に柔道で県制覇した実力者で、父・満弥さんはバレーボールとクロスカントリースキーに打ち込むなどしていたスポーツ一家で西舘は育った。
●関連記事【西舘を知る】…では、それらについて詳しく報じている。