「結婚はまったく予想していませんでした。野球をやっている間はしないと思っていた」

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 本塁打王と2度のMVPという実績をひっさげ、プロスポーツ史上最高額でドジャースに移籍した大谷翔平(29)。メジャーでベーブ・ルース以来となる二刀流選手の礎を築いたのは日本ハムだろう。

 大谷を獲得した当時のGMである山田正雄スカウト顧問に結婚、二刀流、その素顔などを聞いた。今回はその【第1回/全4回】。

  ◇  ◇  ◇

 ──結婚は驚きましたか?

「いや~、ビックリしましたよ。まったく予想してなかったですからね。野球やってる間は、結婚しないだろうと思ってたくらい。これは縁の問題ですから、なんとも言えませんけど。女性に関してはウワサも聞いたことがありませんでしたし。選手も(日本ハム時代の同僚だった)近藤(現ソフトバンク)や上沢(現レイズ)が、えっ! と驚いたようですから」

 ──身を固めるとか、ある程度、生活基盤をつくってからメジャー挑戦する選手がほとんどですが、大谷は寮からです。

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