プロアマを“人質”にした協会の傲慢ぶりで伝統ある大会が消滅危機…3年前から続く対立構造の根本

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 説明が足りないのではなく、説明がないのだ。

 当初4億円とみられた冠料がいつのまにか3億5000万円に下がった理由も提示されないのだが、協会の体質、というより小林会長の「やり方」は昔から同じだ。

 手の内を明かさず、「協会は今後こうします」と一方的に宣言して相手がどんなリアクションを見せるのかを探っている感じだ。

 説明会では協会の方針を話すだけで、主催者から意見を聞こうともしない。

 大会主催者はいずれもわが国を代表する企業であり、イベント開催にも社内で稟議書が必要だ。しかし、協会から十分な情報を得られず、大会冠料が3億5000万円と言われただけでは大会開催の決裁が得られない。株主対応が必要な上場企業ならなおさらだ。

 協会の乱暴な姿勢に、「人(主催者)の財布に手を突っ込んで勝手なことをやろうとしている。女子ツアーを盛り上げるためにずっと協力してきたが、もう撤退する」と怒り心頭の大会主催者もいるという。それも一大会だけでなく伝統のある老舗トーナメントまでも同調の動きを見せている。

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