アーティスティックスイミング 3人の五輪メダリストが語る注目ポイント…ルール変更で生まれた“新しさ”

公開日: 更新日:

 さらにAS選手に関する雑学を知れば一層、競技に興味を持てるはず。知られざるAS事情について箱山氏が続ける。

「水中の激しい動作でもまったく乱れないあの髪形を作る整髪剤の正体はゼラチンなんです。粉状のゼラチンを湯で溶いて髪に塗ると、カチカチに固まってくれます。演技後にすぐシャワーを浴びなければ、洗い流すために3回はシャンプーが必要です(笑)。必須のノーズクリップ(鼻ピン)は1つ700円くらい。演技中に外れた時のために、各選手は水着のお尻側の裾に予備を忍ばせています。ただ、今の競技レベルだと万が一の際に予備をつける暇すらないかもしれません……。どの選手も常に5個くらいは持っていて、日々の練習で使い回しながら、壊れたら新調する感じでした。ちなみにトイレ事情は、合宿期間は一日中プールの中にいましたが、いつでも中抜けできる環境でした。ご安心ください(笑)」

 極限まで試行錯誤した末に迎える一発勝負で本領を発揮できるか。マーメイドジャパンから目が離せない。

  ◇  ◇  ◇

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇