巨人新助っ人ヘルナンデスは本当に救世主になれるのか? 交流戦で打率.414、2本塁打の大暴れ

公開日: 更新日:

 ロッテ西武OBで通算2081安打を放った名球会会員の山崎裕之氏(評論家)がこう解説する。

「まだ数試合ですが、外国人選手に多い引っ張り専門の打者ではありません。逆らわずに広角に打てる。外角の変化球にも泳がされず、うまくタイミングが取れるから、引っかけずにはじき返すことができる。インコースは前、アウトコースは後ろと打つポイントもしっかりしている。基本に忠実な打撃をしているから、対戦したことのない日本の投手や変化球にも対応できるのです」

■今後のカギはインコース

 合流前は「パワーがない」「スライダーが打てない」などと揶揄されたが、現在はパ球団を偵察するセのスコアラーがこう言った。

「同一リーグの対戦がない交流戦中は、データを集めています。最初の6試合はインコースへの直球系が10球ちょっとと少なかった。それが、この日の第1打席でロッテバッテリーに執拗に内角を攻められて死球。今後インコースを意識させられても踏み込めるかがカギ。セとの対戦に戻るまで、各球団は弱点探しに躍起になるでしょう」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    ロッテ佐々木朗希 日本では「虚弱体質」の烙印も…米球団むしろプラス評価でゾッコンの理由

    ロッテ佐々木朗希 日本では「虚弱体質」の烙印も…米球団むしろプラス評価でゾッコンの理由

  2. 2
    悠仁さま「東大合格」の逆風になりかねない宮内庁“3年前の痛恨ミス”…トンボ論文の信頼性に影響も

    悠仁さま「東大合格」の逆風になりかねない宮内庁“3年前の痛恨ミス”…トンボ論文の信頼性に影響も

  3. 3
    焦る小池知事は都知事選「公務優先」もマユツバ…連日のしたたか演出で組織固めに没頭中

    焦る小池知事は都知事選「公務優先」もマユツバ…連日のしたたか演出で組織固めに没頭中

  4. 4
    ヤクルト畠山コーチが突然の退団 原因は金銭トラブルか…水原一平事件では「畠山は大丈夫か?」との声が

    ヤクルト畠山コーチが突然の退団 原因は金銭トラブルか…水原一平事件では「畠山は大丈夫か?」との声が

  5. 5
    どうするドジャース? 佐々木朗希の獲得に暗雲…他29球団は怒り心頭、さらに膨らむ恨み憎しみ

    どうするドジャース? 佐々木朗希の獲得に暗雲…他29球団は怒り心頭、さらに膨らむ恨み憎しみ

  1. 6
    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  2. 7
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8
    なぜ大谷はオールスターで「最多得票」を取れないのか…圧倒的成績を残しながら首位と26万票の大差

    なぜ大谷はオールスターで「最多得票」を取れないのか…圧倒的成績を残しながら首位と26万票の大差

  4. 9
    杉咲花「アンメット」大絶賛 次期フジ月10杉野遥亮「マウンテンドクター」への期待と不安要素

    杉咲花「アンメット」大絶賛 次期フジ月10杉野遥亮「マウンテンドクター」への期待と不安要素

  5. 10
    佐々木希、三田寛子…我慢したのは“サレ妻”だけでない!太川陽介、立川志らく“シタ妻”を許した男の矜持

    佐々木希、三田寛子…我慢したのは“サレ妻”だけでない!太川陽介、立川志らく“シタ妻”を許した男の矜持