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友成那智スポーツライター

 1956年青森県生まれ。上智大卒。集英社入社後、今はなきPLAYBOY日本版のスポーツ担当として、日本で活躍する元大リーガーらと交流、米国での現地取材も頻繁に行いアメリカ野球やスポーツビジネスへの造詣を深める。集英社退社後は、各媒体に大リーグ関連の記事を寄稿。04年から毎年執筆している「完全メジャーリーグ選手名鑑」は日本人大リーガーにも愛読者が多い。

MLBでは意外にも低い指揮官の地位…選手の監督批判は寛容でも「球団批判」は命取り

公開日: 更新日:

 メッツのホルヘ・ロペスはクローザー経験もあるリリーバーだが、5月29日のドジャース戦に登板した際、大谷翔平に14号2ランを被弾。精神的なコントロールを失い、次の打者フリーマンのハーフスイングを巡って審判の判定に激高し退場処分になった。

 怒りが収まらないロペスはベンチに戻る際、ふてくされてグラブをスタンドに投げ入れたうえ、「俺はMLBで最低のチームにいる」と球団批判までやったため即クビになった。

 メジャーでは監督の地位が低いため、主力選手が監督批判をしても、クビになることはまずない。

 昨年7月28日のブルージェイズ対エンゼルス戦でブ軍のエース・ゴーズマンが大谷翔平に安易にストライクを取りに行って一発を食らった際にはこんなことがあった。

 主力選手のマット・チャップマンがベンチに戻ってシュナイダー監督に「なぜピッチャーに、大谷だけは、まともに攻めるなと言わなかったんだ」と詰め寄るシーンがテレビ中継で映し出されたが、何のお咎めもなかった。

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