MLBでは意外にも低い指揮官の地位…選手の監督批判は寛容でも「球団批判」は命取り
メッツのホルヘ・ロペスはクローザー経験もあるリリーバーだが、5月29日のドジャース戦に登板した際、大谷翔平に14号2ランを被弾。精神的なコントロールを失い、次の打者フリーマンのハーフスイングを巡って審判の判定に激高し退場処分になった。
怒りが収まらないロペスはベンチに戻る際、ふてくされてグラブをスタンドに投げ入れたうえ、「俺はMLBで最低のチームにいる」と球団批判までやったため即クビになった。
メジャーでは監督の地位が低いため、主力選手が監督批判をしても、クビになることはまずない。
昨年7月28日のブルージェイズ対エンゼルス戦でブ軍のエース・ゴーズマンが大谷翔平に安易にストライクを取りに行って一発を食らった際にはこんなことがあった。
主力選手のマット・チャップマンがベンチに戻ってシュナイダー監督に「なぜピッチャーに、大谷だけは、まともに攻めるなと言わなかったんだ」と詰め寄るシーンがテレビ中継で映し出されたが、何のお咎めもなかった。