もう「草サッカーのレベル」なのに…キング・カズ「還暦プロサッカー選手」に現実味
38歳となった2005年、神戸から横浜FCに移籍。6年後の2011年シーズン、リーグ無得点に終わった頃から「横浜FCの監督はクラブオーナーからの『カズを試合に出せ』を無視することができず、カズをどの局面で、どの程度の時間プレーさせるのか、起用法に苦心惨憺している」というのがサッカー界の定説だった。
カズが出てくると相手チームのベンチからは「横浜FCは(一人少ない)10人になった」の声が聞かれ、運動力が際立って少なくて点取り屋として怖さがなくなった三浦カズは「数的不利をもたらす存在にまで落ちぶれていた」(サッカー関係者)のである。
それから齢を重ねるごとにパフォーマンスは低下するばかり。ついに2022年1月、実兄の三浦泰年(元日本代表MF)がさい配をふるっていたJFL所属の鈴鹿ポイントゲッターズ(アトレチコ鈴鹿の前身)に期限付き移籍。
翌2023年1月、横浜FCに戻った後、2月にポルトガル2部オリヴェイレンセに期限付き移籍することになった。
「ポルトガルにしても、オリヴェイレンセというのは、横浜FCの親会社が経営権を握っているクラブ。横浜FCでは戦力外とはいえ、親会社トップのお気に入りの選手として、現役引退などのタイミングはカズ本人の判断に任されている。」(関係者)